唐突ですが、

 

　今年は苦手に挑戦しようと、抹茶茶碗に向き合います。

 

　今まで何個作ったことか。でも全てボツ。

 

　自分が向かう方向も、求めるものも定まらず手だけ動かした結果です。

 

　まだ見えてきたものはありませんが、チャレンジ中です。

 

 

乗っかってません

　たたら作りの四角い香炉に、漆とメタリックパウダーで市松模様の香炉を作りました。

 

　　　

　　

　私は青海波とか市松模様とか家紋柄とかの和柄が好きなので、今までと変わらない作品の中の一つなのですが、昨年からこの作品を見た人たちの第一声が、「炭治郎だ」「鬼滅だ」なんですよね。

 

　これ、前からあるんですけど．．．

 

　市松模様部分は、素地の蓋全体を艶のある黒釉で焼き、その上に黒漆で四角を描いてから緑と青のメタリックパウダーを蒔いています。

 

　黒地に黒い漆なので、色では識別が付かず、光に当てて反射を見ながら描きます。

 

　以前の作品は、緑色の方が強かったのですが、今回は青を強くして、微かな抵抗を。

 

 

でも．．．

　もしお客さんに、「鬼滅の刃の香炉があるって聞いて来たんですけど」なんて言われたら、「はい、これです」と言ってしまいそうです（お調子もんです、私）。

 

　この際流行に乗って、炭治郎香炉ですとか言っちゃった方がスッキリしますね。

 

 

 

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