水の事故

　今年は沖縄の水難事故による死亡事故が急増しているそうです。

　既に20人以上が亡くなり、その半数以上が地元県民であることが今年の特徴とか。

　つい先日も家族らと来ていた小学生が友人と浅瀬で遊んでいて死亡しましたし、その少し前にも川で友人らと遊んでいた中学生が亡くなりました。

　地元ニュース番組での解説では、死亡事故は子供だけではなく、コロナによるレジャー用海岸の閉鎖や密集地での行楽を避けて、近場の川や海で遊ぶ機会が増えたことや、見慣れた川や海でも、その深さの起伏や水流の危険性については大人も認識が低いのではないか、ということでした。

　ご存知の通り、沖縄の海は陸から近いところでも沖へ引っ張るような強い海流の個所が多かったり、遠目には静かな海でも激しく流れている個所も珍しくないので、来沖の方はもちろん、地元の方々にも危険性を今一度再認識していただきたいと思います。

　美しい絶景で有名な石垣島の川平湾も海流は激しく、遊泳やダイビングには非常に危険な海岸です。

　そういう所には、「危険」を知らせる立て札などが設けられていますので、それらの注意喚起には従うことや、親が近くにいても子供だけでは遊ばせない、という基本的なことを守るだけでも悲惨な事故を避けられるのではと思います。

本マグロ握り食べ放題999円

　一年中季節ごとに種々のマグロが獲れて、冷凍しない生のマグロが自宅で安く食べられる沖縄。

　沖縄の本マグロ（クロマグロ）は、天然だけでなく養殖にも成功していて、大間のクロマグロほどの味の濃さや脂はありませんが、私にはそれくらいの方が丁度良い美味しさで楽しめます。

　漁獲時期や量が規制されている本マグロの旬は5、6月ですが、今年はコロナで県外への出荷が少なかったのか、今でもスーパーで本マグロが並びます。

　そんな中、SNSでこんな投稿を見つけました。

　「本マグロの握り食べ放題で999円（税抜）」

　生の本マグロの握りが90分食べ放題でこの価格だそうですよ。

　外食を奨励するわけではないので詳しいことは載せませんが。

　私が東京から通っている頃から続けている、旬の生本マグロを愉しむ方法は、デパートやスーパーのRYUBOで売られてる「本マグロづくし」の握りセットです。

　大トロ、中トロ、赤身、軍艦、海苔巻きなどが2貫ずつ、10貫ほど入って1,500円くらいで買うことができます。

　毎年一度は食べたくなる、私のお気に入りです。

　もしくは本マグロの刺身をスーパーで１パック1,000円未満で買ってきて、浅い漬けにしてご飯の上に乗せていただく王道もあります。

私が嫉妬する人

　先日古いテレビ番組の再放送を見て、盲目の音楽家が他人のピアノ演奏を聞いた後に口にした感想で、音や演奏を評するのに使う言葉がとても美しくて、豊かな表現力とその感性に惚れ惚れしました。

　演奏も素晴らしかったけれど、同じ曲を聞いて、この人はそんなことまで感じるんだと。

　私の理想の中では、美しさや財産、もちろん権力や破壊力を持ってる人が幸せを得られる気がしなくて、雨の音を聞いただけでもそのリズムや美しさを捉えるような五感、感受性を持っている人を心底羨ましいと思います。

　生きているうちに、多くの人が見過ごしている、存在すら認識していないこの世の美しいものをどれくらい感じ取っていることか。

　ボーっと生きている私とは対極の世界にいる人です。

　何を見聞きしても、何をしても感動が少ないのは歳のせいだけではないと思いますが、月日が経つのを年々早く感じるのは「日々のトキメキが少ない」からだそうですね。

　主張とか表現する才能も素晴らしいですが、その前段階の豊かな感受性、そのものの情報を沢山引き出せる能力を持っている人は羨ましくて、正直嫉妬しちゃいます。

　訓練しても身に着くものではないだけに、無いものねだりで恥ずかしいですが。

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