還暦
那覇大綱挽
先週末に行われた那覇大綱挽。
コロナ前の最後と昨年は綱が切れるという珍事が続きましたが、今年は通常通りの規模で制限などなく、28万人近くが集まり賑わったそうです。
今年は東が勝ちまして、東(あがり)が勝つと豊漁、西(いり)が勝つと豊作でしたかね。
いずれにして、平和でありますように。
圧巻の旗頭
以前にも書きましたが、この大綱挽の日に沖縄各地から集まる旗頭の演舞がとても好きです。
各地で作られた、一本柱の先端に地元の特徴や祈願を表した飾りをつけた「旗頭」を、一人の担ぎ手が腰に巻いたさらしに乗せて真っ直ぐ上に抱え、上下に動かしながら地域の安寧や豊穣などを願って街中を練り歩きます。
長さ7~10m、重さは40~60kgだそうで、歩きながら交代で担ぎ、旗頭が風で傾いたりすると周囲が合装(がっそう)と呼ばれる棒で支えます。
言葉だけだととても単調で地味に感じると思いますが、その勇壮さや壮麗さはハンパありません。
普段でも各地のお祭りや催しの際にも行われる行事ですが、大綱挽の日には東西各7基が国際通りから行進を始め、大綱挽の会場に14基が集結して横一列に並ぶ姿は圧巻で、目頭が熱くなるほどの感動を覚えます。
私も生で見たのは沖縄へ移住する何年も前のことですが、今でもその感動は新鮮です。
それでもエイサーと同様に、時代と共に後継者不足が深刻な地域もあるそうで、今年から掛け声だけでなく三線と歌のお囃子を加えた旗頭もありました。
当日の映像でも、音楽が加わると見ている周囲の人たちの手拍子やカチャーシーなどが始まっていましたから、多くの若い人たちに「やりたい」気持ちを持ってもらえる近道かもしれませんね。
伝統でも同じことをやっているだけでは次の世代にバトンを渡せないと言う、こういう人たちの知恵が伝統や文化を守っているのだということを肌で感じます。
10月10日
今日はかつての「体育の日」で、今では「スポーツの日」なんですね。
他にも、「目の日」「銭湯の日」「マグロの日」「缶詰の日」「釣りの日」「トマトの日」「転倒予防の日」「冷凍めんの日」などなどだそうで、それなりの理由はあるのでしょうけど、何でもアリですな。
私には誕生日で、還暦を迎えました。
2020年の東京オリンピックが決まっていなければ、まだ東京に居て定年退職していたと思いますが、結局オリンピックはコロナであんな感じでしたし、予期せぬことばかり起こるのが人生ですな。
還暦を機に決心することもなければ、目標もありませんで、静かに人生をフォードアウトできるように日々を過ごしますw
皆様、どうか見送って、いや、見守っていてくださいまし。
10.10空襲
そして、末筆で申し訳ありませんが、本日10月10日は沖縄戦の前年に、米軍により一般の住宅のある市街地も含め9時間にわたる大規模空襲が行われた日で、当時の那覇市(現在の那覇市域は当時の那覇市、首里市、真和志村、小禄村の4つの市村で構成)の9割が焦土となり、民間人の死者330人(うち8割が旧那覇市民)を含む1,400人以上が死傷した、沖縄県民にとっては「10.10空襲」の日として深く記憶に刻まれています。
謹んで哀悼の意を表します。
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生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
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