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寒い日は指先から温めて

 今日の沖縄は予報通りの冷え込みで、私の記憶にある中では沖縄でのこの5年間で一番寒い経験をしています。

 

 沖縄の強くて冷たい北風と雨も相まって、ベランダでの水やりだけでもブルブル、布団に入っても素足をスリスリするくらいの冷え込みです。

 

 熊本の友人が「気温が2度」と言ってましたので、全国的な冷え込みのようですから、皆さんもコロナだけでなく、風邪をひかないように気をつけましょう。

 

 

ビジュアルからも暖かく

 今季は火鉢をいくつか作りました。

 

 昨季は試作はしたものの、力を入れていた丁子風炉の方が完成したのが春前になってしまい、火鉢を作るタイミングを逸してしまったので、今年は早めにやりました。

 

 大鉢のタイプだけでなく、今季は新たに耐熱性の土を使った丸形のものにも挑戦しました。

 

  

 

  

 

  

 

  

 

 テーブルの上に置いて炭の灯りで目からも暖を取れる大鉢のタイプは、それほど炭の熱が器に伝わらないので、通常の土で作りました。

 

 一方の丸形の方は、蓋で覆う手前耐熱性の土を使いました。

 

 今のところ耐熱性の土は市販のものを使っているため発色に制限があるのですが、来季に向けては自分でブレンドした土で耐熱性を持たせられるように、試作を重ねていこうと思います。

 

 ちなみに、一般的な耐熱性の陶器というのは、ペタライトという膨張抑止効果のある粉状の素材を粘土に錬り込んでいるのですが、これからその適度な配合を自分で探るということですね。

 

 ペタライトは現在ほぼ100%がジンバブエ産だそうで、最近値上がりしているので、もしかしたら希少になってきているのでしょうか。

 

 まだ大分先でしょうが、もし枯渇してしまうと、日本の土鍋類も作れなくなってしまいますので、その頃には人類が別の素材を発見、もしくは発明していて欲しいものです。

 

 

炭もいろいろ

 前回のキャンドルホルダーの話と同じで、炭の灯も見る人の気持ちを和ませてくれます。

 

 そして、手をかざすと指先から温められて、今日くらい冷えてもエアコンを使わなくて大丈夫なくらい。

 

 そんな炭火好きな私は、今までに室内で焚く炭をいくつか試してきました。

 

 結論を先に言うと、大きな火鉢なら炭団(たどん)が便利。

 

 ビジュアルなら、茶席などで使う菊炭。

 

 時間調整なら備長炭で。

 

 BBQ用のものを買う時は要注意。

 

 ということですが、

 

 ①炭団

 炭団は炭の粉を団子状に固めたもので、一個で大体4~5時間もちます。

 

 価格も安く、着火しやすいし、完全に灰になるまで燃え切るので、燃え残りを片付ける手間もいりません。

 

 灰の中に埋めても火は消えないので、埋もれ具合で火力を調節することもできます。

 

 一般的な大きさは径が7~8cmくらいですので、火力も強いですが大き目の火鉢と十分な灰が必要です。

 

 ただ、購入単位が一袋10kg入りとかなので、保管に場所を取ります。

 

 ②菊炭

 炭団は結構大きいので大きな火鉢には重宝しますが、私の鉢型の火鉢くらいのサイズなら菊炭がおススメです。

 

 何といっても、燃えるビジュアルが美しい。

 

 ご購入の際は、茶道の「お稽古用」という、規格外といますか形が不揃いのものがお手頃価格です。

 

 敢えて難をいえば、他の炭に比べ着火のしずらさでしょうか。

 

 ③備長炭

 もう少し長く焚いていたいけれど、炭団や菊炭に火をつけてしまう何時間も燃え続けるので、短時間で燃え切って欲しい時には、備長炭のバラがおススメです。

 

 バラというのは、細切れといいますか、長さや太さがまちまちのものを集めたものです。

 

 時々パチパチという音も心地よい。

 

 少量でも火力は強いし、着火しやすいし、炭の大きさを選べば、必要な時間を調節できるのも便利です

 

 不揃いな分、価格もお手頃です。

 

 こちらも敢えて難をいえば、たまにバチっ!と弾けて火の粉や破片が火鉢の外まで飛ぶことがあるので、大きめ、深めの火鉢をお勧めします。

 

 炭の置き方によっては燃え残る時もありますが、途中火箸でいじるのも楽しみの一つですね。

 

 ④BBQ用の炭

 購入の際に要注意なのが、ホームセンターなどで売られているBBQやキャンプ用の炭です。

 

 着火しやすいように、着火剤を染み込ませていたり、練り物だったりもしますので、焚くと人口燃料が燃えるような臭いがしたりするので、室内には向いていないものが多いかと。

 

 

 以上、あくまでも私見ですが、炭焚き好きの一人として、ご参考になれば幸いです。

 

 着火については、火起こし器に入れた炭をキッチンのガスコンロで着火することを前提に書かせていただきました。

 

 

 いずれにしても、室内で炭火を焚く際は、部屋の大きさに関わらず換気をお忘れなく。

 

 できれば、一酸化炭素警報器を置くのが安全です(説明書にも書いてありますが、一酸化炭素は軽いので身長より高い位置に置きます)。

 

 20畳以上の空間でも、窓を閉めて炭団を2つ焚いたらすぐに警報機が鳴ったことがありますので、くれぐれもご用心を。

 

 火の用心で炭火を楽しんでください。

 

 

 

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