あの頃は
沖縄はいきなり30℃超えの6月頃の気温になって、この季節の湿気と重なって蒸し暑い日が続いています。
虫たちも一斉に活気づいたようで、何処から入ってくるのか、部屋の中を飛ぶ虫を網で捕まえて逃がす日々です。
捕虫網は部屋の中で必須アイテムです。
GWには30万人以上が沖縄を往来するようで、相変わらず東京の3倍、全国一感染が広がっているところですから、観光客の方は地元での普段以上に慎重に過ごしてください。
知事は、沖縄に来る人が出発前にPCR検査をする制度を設けるようにと言い続けていますが、全国最悪の感染状態を続けている沖縄から出る人の方に義務付けるのが正しいのではと思うわな。
沖縄の梅雨入りは大体GW明け以降ですが、今年はもしかするとGWに重なるかもしれませんね。
予報では雨マークの連続ですが、せめて晴れ間が少しでも多く出ることを祈っています。
我が家のギャラリーはCLOSE中で中にはお通しできませんが、ITEMSページをご覧いただいて品物がお決まりであれば、建物の玄関前でお手渡しさせていただきます。
ご希望の受け渡し日時は事前にご連絡いただきたく、お願いいたします。
誠に勝手で恐縮ではありますが、ご検討いただければ幸いです。
断捨離オークション
昨年10月から初めた終活断捨離のヤフオク出品はまだ続いていまして、お陰様で食器類が数百点は片付き、物置きやキッチンの食器棚も風通しが大分よくなりました。
最終的にはあと数百点は処分したいと思っていますが、チョッと気力が疲れ気味なのでヨンナー(ゆっくり)やります。
振り返ると、使いもしない食器類をよくこんなに買い込んだなと。
コレクターではないので所有欲ではなく、使う気で購入したものの結局使わなかったというものなので、我ながら呆れます。
そういえば、東京から沖縄へ移る時の引っ越し荷物の100箱以上が食器類でしたw。
引っ越し業者が、「割れ物、下積み厳禁」ばかりでどうやって車載するか戸惑ってましたね。
それはそうと、今回、屋根裏の物置きにしまい込んでいたものにも手を伸ばして、古い雑誌が入っている箱を見つけました。
その中にレタスクラブが数冊あって、当時の記憶が蘇りました。
もう、30年以上前ですが、私載ったことがあるんです。
あの頃は
「素人の男子が作る簡単レシピ」というコンセプトの新企画に私が載ることになったんです。
経緯は、私の学生時代の友人の奥さんが、当時レタスクラブの編集社に勤めていて、彼らの新婚宅に遊びに行ったときに夕食を私が作ったことがあって、新企画の人材発掘の際に奥さんから白羽の矢が飛んできたという次第。
しかしながら、母が料理上手だったこともあり私は実家で料理はしませんでしたし、お菓子作りなども母が作っているのを見ていたくらい。
最初は「知識がない」とお断りしたのですが、「そこが良いんだ」と言われ、アイデアだけでも書いてといわれ、人助けのつもりで10個くらい手書きのイラスト付きのアイデアを渡しました。
今思うと、この時から既に彼女らが引いたレールに乗せられていたのだと思います。
年上の女性ってコワいと実感したあの頃。
その後、「文だけでは何ですから、一度編集社へ来て説明してもらえます?」→編集社に行ったら、編集長以下各担当者など、全員女性がズラリと並んだ部屋に通され、「この度はご協力いただいて有難うございます」→「面白いアイデアですので、レシピに落とし込んでください」→「実際に作ってもらえませんか?」→「できれば作っている場面を撮らせてもらえませんか?」→「名前や顔写真も一緒に掲載させてください」と、日を追うごとにトントンとあちらのペースで進んで行きます。
最初に会社員なので名前や顔写真は不可と伝えていたのですが、「分かりました」と言いながら、撮影日の前の晩に担当者から「やっぱり顔写真と名前が無いと絵にならないと編集長に言われまして」と電話があって、既に食材など全て買い揃えていたこともあって断れず(断ったら自腹)、気合も入っていたので結局了承することに。
最初から一度に一気に畳み掛けると抵抗感が生まれるから、ジワジワと追い詰めて、上手く乗せられたという感じです。
最初から見透かされていたんでしょうけどw
撮影当日は、プロも使う白金台のキッチンスタジオに行くと、そこに編集社からは担当者とテーブルコーディネーターと挿絵のイラストレーター、加えてフードカメラマンとその助手などが集まってました。
普段見ることのできない撮影現場や、これだけためにこれ程の人たちが動くんだという、サラリーマンとは縁のない仕事の世界を垣間見れて楽しかったです。
その後、日を変えて全部で4品目を撮影して、その内の3品目が掲載されました。
リンゴのフローズンケーキ、パンプキンボールのチョコレートがけ、抹茶風味の白玉団子。
「スポーツガイ」って言葉が時代を感じさせますね(運動得意じゃないんだけどw)。
発売日の衝撃
最初に担当者から「今回の企画は、素人の男子が30分くらいで簡単に作れるオリジナルのお菓子を紹介するもの」と説明がありました。
3人の男性を交互に載せるとのことでした。
当時27歳くらいの私が「男子」かは別として、菓子作りの知識がない自分なりに頭に浮かぶものを形にした次第です。
で、撮影から数か月後。
最初は私ではなく、先に撮影を済ませていた他の方の回から始まりました。
それを読んで驚きました。
確かにプロの料理人やパティシエではないのですが、時々テレビにも出てきて自慢料理を紹介していたバイオリニストで、しかも載せたのが「ミルクレープ」。
100枚くらいを数時間かけて焼いて、でき上がりにブランデーを振り掛けて、炎でボっ!みたいな。
どこがオリジナル?
どこが簡単レシピ?
どこが30分くらい?
ついでに、どこが「男子」?
ツッコみどころは別として、企画を真に受けた私の作ったものと交互に載るんかと思うと、途端に見劣り感が込み上げました。
で、それからです。
菓子作りの技術を身に着けるために、直ぐにレシピ本を買って、片っ端から作りました。
クッキー、バターケーキ、チーズケーキ、スポンジケーキ、シフォンケーキ、タルト、パイ、プリン、ババロア、スフレ、ムース、アイスクリーム、餡子、団子、どら焼き...
本に載っていた洋菓子、和菓子全ての素地や素材を作れるように、毎日、毎日作り続けて練習しました。
その知識を基にもう少しレベルアップしたものを次回の撮影までに考えようとしたのですが、3人目が見つからなかったとかで1年の予定が半年くらいで打ち切りとなり、私には菓子作りの知識だけが残りました。
その後の人生には結構役に立っているので、無駄にはなりませんでしたがね。
その後
いろいろ思い出したので、ついでに。
当初名前や顔写真を載せないのを条件にしていたのは、会社内でいろいろ言われるのが嫌だったからで、誰にも話していませんでした。
前述のように、最終的には普段レタスクラブを買っている社員がいても限定的だと思って承諾したわけですが、これが誤算でした。
当時社内に出入りしていた生命保険会社の外交員が、販促や契約者への特典にレタスクラブの簡易版を配布していて、私が掲載された号の発売当日に会社中で話のネタに。
当時私が社内恋愛中だったことまで一緒になって、役員にまで広がってましたね。
その後は、「有ること無いこと」どころか「無いこと無いこと」が面白おかしく語られるようになって、知らない女子社員と神田でデートしていたのを見たとか言われるようにまで至って、全くもって下衆のなんとかですな。
退職してから6年ほど経ちますが、会社に関する夢がどれもロクでもないのは、あの頃から続いています。
いろいろ思い出してしまいましたので、いろいろ忘れたい。
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生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
沖縄の天然珊瑚砂を練り込んだ珊瑚砂シリーズをはじめ、
オリジナルデザインの香炉、アロマポットやキャンドルホルダー、塊根植物向けの鉢や鉢台などの陶器を製作しております。
ご自宅や店舗などのインテリアアイテムとしてはもちろん、
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