主を待つ椅子
県内住民数人が「首里城火災が大規模になったのは防火体制の不備によるもので、管理責任を怠った美ら島財団に損害倍書を請求しないのは違法」として、県を提訴する住民訴訟を起こしました。
首里城火災から2年近くになりますが、やっと県内にこういう動きが出ましたね。
第三者委員会の最終報告書で管理の不備が原因と明確に指摘されても、県は「真摯に受け止める」だけ、マスコミや経済界はスルー、再建最高責任者は「再建は国の義務」だとドヤ顔でコメントし、寄付美談ばかりがクローズアップされ、世界遺産を焼いた人災責任について誰も触れないことに釈然としないものを感じているので、声を上げる人がいたことに少し安心したというところでしょうか。
それでも、84億からのものを焼いた責任に対して、2億の賠償請求ってどういうことかは分かりません。
70億の保険金が支払われたそうですが、焼失した84億も同等以上の再建費用も国民が負担する税金です。
この住民訴訟が、対外的なパフォーマンスでないことを祈ります。
主を待つ椅子
今まで椅子づくりをする時に、椅子それだけでの佇まいや、ドールが座った場合の座面や背もたれのサイズバランスは考えるのですが、そのドールのイメージは漠然としたもので、女の子なのか、チョッとヤバめな男子なのか、洋装か和装かなどを頭に浮かべているくらいです。
でも、時たまドールやその世界観に明確なイメージがあって、その一部になるように作ることもありまして、それが今回のこの椅子です。
人形作家さんの作品を拝見して、そのインスピレーションが形になりました。
形にしようとしてもそう成るものでもないので、今回スッとそちらの方へいけたのはとても稀なことだと思います。
欲を言えば、焼き上がった時点で、もっと崩れそうで危なげな感じに歪んでいて欲しかったのですが、そう上手くはいきませんでした。
製作途中から作家さんに見ていただいて、思いもよらず、座らせたいドールを作ってくださるという有難いご厚意をいただきました。
なので、この椅子はいつの日かお迎えする主を、じっと待っているところです。
その日まで、誰も座らず、赤い実だけ添えて。
◎記事内の青文字をクリックすると当該サイトにジャンプします。
◎ブログランキングに参加しています。応援して下る方はここをポチっとお願いします。
◎「おもてなしにも使える家庭料理」の料理レシピブログも書いています⇒「餃子右衛門の食卓」
関連情報
生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
沖縄の天然珊瑚砂を練り込んだ珊瑚砂シリーズをはじめ、
オリジナルデザインの香炉、アロマポットやキャンドルホルダー、塊根植物向けの鉢や鉢台などの陶器を製作しております。
ご自宅や店舗などのインテリアアイテムとしてはもちろん、
大切な方への特別な贈り物にもおススメさせていただいております。
弊工房の作品は「ITEMS」掲載ページからだけでなく、ヤフオク(植木鉢のみ)やCreemaの通販サイトでも直接ご購入いただけます。
一つ一つ丹精を込めた作品をご覧いただければ幸いです。
屋号 | 陶房然庵 |
---|---|
所在地 |
〒901-2134 沖縄県浦添市港川1-29-8ライオンズマンション港川801号 |
営業時間 |
不定休 |
代表者名 | 松野然 |
info@zenan2016.com | |
ご来場について |
工房兼自宅内に併設しております展示&販売スペースは一般のお客様にはご利用いただいておりません。 詳細につきましては、「ご利用ガイド」の「ご来場について」をご参照、ご確認くださいますようお願い申し上げます。 |