この夏最初の本焼き、何とか乗り越えました。

 

　やっぱり、悪夢見ました。

 

　先が思いやられます。

 

　集合住宅でやきもの作りなんてするもんじゃありませんな（今更ｗ）。

 

 

唯一独自の人形

　人形の世界を垣間見てからまだ日が浅いですが、ネットや紙媒体の写真集、SNSでの書き込みなどに触れていくうちに、人形を創る方々がそれぞれの作風、世界観でこの世に送り出す作品を、それを見る人、購入する、受け取る人々が、またそれぞれに独自の価値観や世界観を作って、各人にとって唯一無二の人形になっていくのだと思うようになりました。

 

　きっとメーカー品や量産品であっても、そこは同じなのだと思います。

 

　最初は慣れませんでしたが、人形を購入する際は「お迎えする」、購入した店を「出会った場所」などと表現するのは、今ではごく自然のことだと実感しています。

 

　また、人が生活のためや趣向として手に入れる「物」も、本人が意図するしないに関係なく、その人のその後の人生の一定期間もしくは終生共にするものですから、自然消滅するような消耗品はともかく、家具や器、衣類に至るまで持ち主の人柄や人生の一部を映す鏡だと、改めて思います。

 

　そんな風に思いながら自分の居住空間を見渡すと、私がどんな説明や言い訳を加えようとも、これを見た人が感じる私が、この世の私なんだろうなと。

 

　掃除しよ。

 

 

創作人形師 我童さん

　SNSで繋がっている創作人形師の我童（がどう）さん。

 

　私のInsta投稿に寄せていただいたコメントによると、沖縄の伊江島にご縁のある方とのことです。

 

　だからという訳ではありませんが、先日我童さんがInstaに投稿されたYuTubeの動画を拝見しまして、衝撃をもって見入りました。

 

　それ以来、毎日少しずつテレビの大きな画面で我童さんの世界観満載の動画を拝見しているところです。

 

　ご自身創作の人形の、いわゆるスライドショーなのですが、それぞれの人形が持つ生い立ちや生き様の物語が字幕と画像で描かれていて、全体の構成の他、それらの言葉や映像の編集も我童さんご自身がお作りになっています。

 

　我童さんの人形は、その佇まいだけでもドラマを感じさせる存在感なんですけど、映し出される言葉の一つ一つがこちらの心を指で突いているように感じられ、流れる音楽もまたカッコイイんですよ。

 

　Happyストーリーではなく、むしろ虚しさや悲しみ、怒りなどが描かれているものが多いですが、同じポーズのアングルの異なる静止画像と文字の組合せを見ただけなのに、見終わった私の脳裏には確かに動いている姿、まさに生きている姿が残るような映像です。

 

　また、我童さんの人形には、微笑みを浮かべているような口元をしているものが多いという印象です。

 

　以前このブログで「何を笑うかにその人の人格や品格が表れる」と言いましたが、微笑みというのは、むしろ心の内を隠すものでもありますね。

 

　まだ全部拝見していませんが、中からを1つだけ「カラス」という作品を紹介させていただきたいと思います。

 

　　

 

　　

 

　　

 

　他にも、「霞」「花の唄」「花魁」．．．

 

　私の言葉では皆さんに伝えきれない、その世界。

 

　「生き抜いてやる．．．」

 

　「曖昧は不安を呼ぶ」

 

　「人の形は魂の器」

 

　映像と共に、これら我童さんの言葉が頭の中でリプレイされます。

 

　それぞれの作家さんの作品を拝見するたびに、新しい発見、新しい世界観に触れることに喜びと興奮を禁じ得ません。

 

　是非、人形に興味がある方もそうでない方も、多くの方々に体験していただきたいと思います。

 

　我童さんのYouTubeページは→こちら

 

 

 

◎記事内の青文字をクリックすると当該サイトにジャンプします。

 

◎ブログランキングに参加しています。応援して下る方はここをポチっとお願いします。

　

 

◎「おもてなしにも使える家庭料理」の料理レシピブログも書いています⇒「餃子右衛門の食卓」