伊賀焼の小島憲二さん
沖縄の、古くは琉球から今に伝わる文化が、私のような一般的な観賞者だけでなく、県外の多くの専門家や芸術家、作家らを引き付けてきたのは、その高い技術に加えて、大らかさや豊かさのある懐の深さのようなものを感じさせるからではないでしょうか。
民藝運動の柳宗悦に見出され、濱田庄司や河井寛次郎らにも影響を与えた沖縄工芸の「用の美」のマインドは、伝統にとらわれない若い現代作家の作風にも引き継がれ、これからの「やちむん」を育んでいくと思います。
伊賀焼の展示会
作風や技法の異なる県外の陶芸家の方たちも、それぞれに沖縄へ特別な思いを持っておられる方が多いようで、その中のお一人、伊賀焼の小島憲二さんの展示会を見てきました。
小島さんは、毎年沖縄で展示会を開催されていますが、ここ数年はタイムズビルからデパートリウボウの美術サロンに場所を移して、今年も先週末までやっていました。
今年は、それにプラスして、壺屋焼物博物館でもこの34年間の沖縄との繋がりをテーマにした展示会が催されています。
茶器や酒器、大きな花器など、力強く迫力のある作品は見応えがあります。
私は沖縄へ来てから同氏の作品を初めて拝見して、その際の「縄文シリーズ」に大きなインパクトがあったことを覚えています。
伊賀焼という伝統的なイメージを打ち壊すような、作者の挑戦魂を感じました。
同展示会は7日(日)まで。入場無料です。
また、隔年で開催している同じく伊賀焼の谷本洋さんの展示会も毎回楽しみにしています。
谷本さんの工房のお隣が小島さんの工房だとか。
今回もデパートリウボウの美術サロンで、来月3月2日~8日に開催予定です。
ガラス工房ブンタロウさん
壺屋に行ったときのお決まりのコースで、先日紹介させていただいた、壺屋やちむん通りにある「craft house Sprout」さんに寄ってきました。
私は気楽なゆんたく(雑談)ですが、あちらはお仕事中なので早めに切り上げようと思いつつ、今回も長居してしまいました。スミマセン…
最近の同店注目は、北中城村の「ガラス工房ブンタロウ」さんの作品だそうで、柔らかいタッチの小振りの作品が並んでいました。
注文を受ける大量生産よりも、小さい炉で一つ一つを丁寧に作る方を好まれている作家さんとのことで、ガラスなのに温かみのある作品ですね。
一つ欲しいと思い選んでいたら、どれもこれもで決まらず、その間にお腹一杯になってしまって、また次回に。
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関連情報
生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
沖縄の天然珊瑚砂を練り込んだ珊瑚砂シリーズをはじめ、
オリジナルデザインの香炉、アロマポットやキャンドルホルダー、塊根植物向けの鉢や鉢台などの陶器を製作しております。
ご自宅や店舗などのインテリアアイテムとしてはもちろん、
大切な方への特別な贈り物にもおススメさせていただいております。
弊工房の作品は「ITEMS」掲載ページからだけでなく、ヤフオク(植木鉢のみ)やCreemaの通販サイトでも直接ご購入いただけます。
一つ一つ丹精を込めた作品をご覧いただければ幸いです。
屋号 | 陶房然庵 |
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〒901-2134 沖縄県浦添市港川1-29-8ライオンズマンション港川801号 |
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代表者名 | 松野然 |
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