やちむん十窯と石獅子展
久しぶりのロングドライブ
日差しは強くても風が涼しくて心地よいうりずんの季節、次回窯入れ分の成形作業が終わったので、今日はお天道様に乾燥をお任せして、私は恩納村までドライブです。
日ごろ近所のスーパーやホームセンターくらいにしか外に出ない私には、非日常のロングドライブでしたが、ホテルムーンビーチで開かれている「やちむん十窯と石獅子展」を見に行ってきました。
高速を使わずに58号線で片道1時間かけてゆっくり。
でも、北谷を超えると制限速度が60kmになって道も空くので、結構なスピード感でした。
ホテルムーンビーチ
県内作家のやちむん市や展示会でもよく名前を聞く、恩納村のホテルムーンビーチ。
私は初めて行きましたが、大人でも迷子になっちゃいそうな広い建物内は、高い天井からポトスの弦が綺麗に下がっていたり、その下の池に大きな魚がゆっくり泳いでいたり、外に見えるビーチにはパラソルが並んで、久しぶりに広がった青空と相まって、忘れていた沖縄のリゾート感を思い出しました。
やっぱり、沖縄って特別なところですね。
私こういう所に住んでいたんだ、と今更再確認。
やちむん十窯と石獅子展
お題通り、県内のやちむん窯元と、琉球石灰岩で石獅子やシーサーを作っている工房の作品が広い空間にのびのびと展示されていました。
石倉陶器所、茂生窯、陶房高江洲、青烽窯、陶藝玉城、照屋窯、焼き締め工房、アトリエQ、読谷北窯松田米司工房、愛陶芸、スタジオde-jin。
これぞやちむんというような、柔らかくも力強い作品が、作者の様々な作風で表現されています。
私は、石倉一人さん(石倉陶器所)の作品の、他の多くの作家さんとは異なる色表現が好きなんです。
色そのものというより、掛け方といいますか、隣の色との重なり具合とか、絡み具合とかですね。
美しいんです。
今回も大きな作品を出品されていました。
スタジオ de-jin
もう随分前から国際通りの工芸品店でも見ることができますから、ご存知の方も多いと思いますが、若山大地さんの作る石獅子も展示されています。
以前にテレビの取材を見ましたが、若山さんがシーサーの元祖といわれる石獅子に魅了されて作り始めたころ、奥さまが県内に残る石獅子を調べて撮った画像を参考に、ご自身の作風を作り上げてきたという話を聞きました。
私もその県内の古い石獅子をいくつか見たことがありますが、どこか神懸かっているというような、ゆるキャラみたいな表情なのに、迫力や土地神様の威厳のようなものさえ感じたことを覚えています。
細かい加工には向いていない琉球石灰岩の彫塑に対して、「石に目と鼻と口さえあればオッケー」と言ってしまえる若山さんのお人柄が、作品のお顔からも伝わってきますね。
私も1ペア持っていますが、もし沖縄で売られていなかったら、これを見てシーサーと思う人は少ないであろう、むしろジブリキャラのような表情を気に入っています。
でも、見る人にはやっぱりシーサーなんだよな、というところが何よりの魅力です。
展示会は、6月6日(日)まで、ホテルムーンビーチ1F、MBギャラリーにて。
会場には、大きな作品ばかりではなく、小振りなものや日用品も用意されているので、是非足をお運びください。
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沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
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