100年ぶりの大雨

　3日間で例年1ヵ月分の雨量以上の雨が降った沖縄。

　昨日の那覇市では100年ぶりの大雨だったそうで、店舗内や車が半分水に浸かるだけでなく、高速道路まで結構な距離が冠水している映像には驚きました。

　毎回書いてくどいようですが、来沖の方々も土砂災害に十分注意してください。

　やんばるなどの山林や山道だけでなく、むしろ住宅地内での壁や丘が崩れる被害が連発しています。

　沖縄では、持ち主が分からないような、長年放置されてる古い大きなお墓やその周囲の小高い土盛りが商店などが並ぶ街中やビルの合間にあるのが珍しくありませんので、同様の空き家と同じくらいの身近に潜む危険に思います。

　注意といってもできることは限られますが、通りに小石がパラパラと落ちていたり、壁や柱が歪んだり傾いていたりしたら、近くを通らずできれば自治体などへの通報もお願いいたします。

県議選

　連日横殴りの大雨や雷雨で、街頭演説などできる時間は少なかったと思いますが、明日は県議選挙の投票日です。

　私の住まいの前の通りは、片道一車線で電信柱があるところでは車がすれ違えないくらいの狭い道ですが、メイン通りの58号線への抜け道であったり、ウチの正面には大きめのマンションが4棟、58号線に出るまでに更に5棟あるからか、街宣カーが頻繁に通ります。

　奥まったマンションにまで届かせるボリュームですから、道際の私の部屋にはかなりの大きさです。

　選挙運動期間ですからそれは仕方ないと思うのですが、候補者が最優先する課題とか、活動の方針とか、具体的な計画とまではいわないけど、自分の政策に関することを一言でもいいから言いなさいと思いますよ。

　名前の連呼だけとか、「県民の心に寄り添う」とか、しまいには「明日投票所に行って〇〇と書きましょう」とかは中身のないただの騒音なので止めてもらいたいものです。

　あいみょんの「愛の花」を流しながら何か言っている車がよく通るのですが、BGMが大きすぎて何を言っているのか聞き取れませんし、そもそもあいみょん側に使用許可取ってんのかね？

　それはそうと、以前より今回良くなったことが一つあって、違法ポスターを見なくなりました。

　まだ「これ違法なんじゃないの？」と思うものもありますが、以前のように前述のウチの前の通りにズラズラと並んでいた違法ポスターは無くなりましたし、車で街の中を走っても目に入るものは無いくらい。

　最近罰則が厳しくなって、候補者も連座制で罰則の対象になったからでしょうが、やっとまともになりました。

　観光客の目にも入るのだから、ホント見っとも無いと思っていたので何よりです。

　アタリマエのことではありますが、沖縄社会としては大きな改善です。　

私としては

　私としましては、沖縄の県や県民による環境・自然破壊が止まらない現状について問題定義する候補者に現れてもらいたいものです。

　米軍基地建設による海岸の埋め立てには大騒ぎして反対する連中も、マンションを建てるためのサンゴ礁埋め立てはスルーだとか、本島では人が居る海岸線で自然が豊かに残っているのはむしろ米軍基地内の方という笑えない現状。

　県民が納める住民税額を遥かに上回る国民負担の振興費の使い道についての議論を聞いたことがありませんし、開発という名の自然破壊をいつまで続けるのだろうか。

　住民の不法投棄や街中のゴミのポイ捨て、ペットをやんばるの森や河川に捨てることでの生態系破壊など、時々ビーチクリーニングやったくらいでどうにかなることではありません。

　地元の皆さんは「沖縄大好き」「沖縄の自然は大切な宝」などと事あるごとに口にするけれど、そういう思いとは裏腹に県や県民がやっていることは現実と向き合ってなくて、むしろ逆行していると感じます。

　地元の政治屋やマスコミがタブーにしていることの方が県や県民にとっての重要課題と考えます。

　それでも明日は投票に行きましょうね（うちなーぐち）。

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