シーミーの季節
津波警報
先日の津波警報の際は、内地の友人らから「逃げてー!」やお見舞いの言葉をいただきまして、有難うございました。
私の作業場兼自宅は海抜40mのところにある集合住宅の8階なので、そのまま在宅して無事にやり過ごしました。
ちなみに隣接している中学校が、この地域の指定避難所になっています。
「災害時の避難は原則徒歩」ではありますが、高齢者だけでなく、日ごろから数100mでも車で行くような人が多い社会ですから、各地で避難渋滞が発生して、沖縄社会の改善すべき問題が浮き彫りになりました。
全国放送の情報番組でも「逃げろー」のテロップや「直ぐに高台へ避難してください」を連呼していましたから、心理的にもより多くの人が必要以上に高いとろを目指してしまった感もあります。
カーブの途中や高台の頂上、交差点内など、日常的な違法駐車も更に事態を悪化させていましたね。
障がい者や高齢者の施設では日頃の訓練が役に立って滞りなく非難でしたところが多かったそうですが、反面、土地勘のない観光客や外国人への対応の脆弱さが目立ったそうです。
海抜が最も高いところでも14mほどの竹富島では、観光客向けの景観を優先して看板や標識などを抑えているので、避難場所へ誘導する表示が無いそうです。
今回は地震や津波による被害はありませでしたが、避難中に転倒するなどしてケガをした高齢者が2名報告されてます。
今回のことから学び、今後の改善や対策に繋いでいかないと。
少なくとも住民は、郵便局や銀行、電信柱などにその場所の海抜が大きく表示されていますし、災害時などに非難する場所を、できるだけ人が集中しそうにない場所を、携帯がなくても家族と落ち合える場所を選んでおくといいですよね。
一方で、震源地で大きな被害が出た台湾での対応を後日知りました。
地震発生の2分後に病院の医師や職員が集合して受け入れ態勢を確認して実行。
その4時間後には避難所設置完了、などなど。
見習い、取り入れるべきことが沢山ありそうです。
琉球海炎祭2024
昨日は毎年日本で一番早い花火大会「琉球海炎祭」が催されました。
今回でもう21回目になるんですね。
私も沖縄に移住した最初の年に、ですから今から8年前に見に行ったことがあります。
打ち上げ場に近いということもあって大迫力でしたし、今どきのコンピューター制御による音楽に合わせた打ち上げスタイルは、ディズニーランド以外で初めてだったのでとても興奮したのを覚えています。
コシノジュンコさんプロデュースのメインフィナーレはドラマチックで圧巻でした。
残念ながら、私の部屋からは会場の宜野湾海浜公園が目の前のマンションにブロックされて見えないのですが、花火の音だけはドンドコドンと聞こえてきます。
地元のケーブルTV番組で生中継してましたので、外から聞こえる実際の音と映像をパラレルで楽しめました。
今年のコシノジュンコさん花火はYOASOBI「アイドル」のオーケストラ演奏から始まる迫力演出でしたし、続く北斎の神奈川沖波裏をモチーフにした演目は夜空に波しぶきの絵を描くように、花火でこんなに豊かな表現ができるのだと、エンタメ性抜群でテレビ画面だけでも感動ものでした。
新しい演目がどんどん進化しているようなので、また見に行きたいですね。
そういえば、東京に居た時に最初で最後に隅田川の花火大会に行ったのは20年くらい前でしょうか。
初めて浴衣を着て、事前に確保してもらっていた良い場所に陣取り優雅に眺める、つもりだったのですが、打ち上げ場所に近かったので花火が真上過ぎて首が痛くなるし、それを避けるために寝転んでいたら、風下だったので花火の燃えカスや細かい破片がパラパラと降ってきて、気が付いたら新品の浴衣が焦げて穴だらけになったのを思い出しました。
ついでに、帰り路の最寄り駅までは人が多すぎて進まず、もう一つ隣の駅まで歩いたので、草履の鼻緒で靴擦れが酷くて、新宿からはタクシーに乗りました。
「綺麗だった」よりも「痛かった」方が私の花火大会の記憶です。
清明日和
今は沖縄のシーミー(清明祭)の時期で、先祖への敬いと感謝を重んじる素敵な沖縄文化、習慣の一つです。
先祖のお墓の前に門中(むんちゅう)ら一族が集まって、先祖へ感謝を告げたり親族の現状報告などを行い、お墓のお前で食事やお酒をいただく行事です。
その一大イベントを取り仕切るのは、トートーメー(尊御前)と呼ばれる先祖代々の名が連名で記されている位牌を預かる長男の家ですが、当日の料理などを揃えるそのお嫁さんたちの悲鳴や「男どもが何もしない」「草むしりしただけで大威張りする」などの怒りのコメントがラジオ番組の投稿などあちこちから聞こえてくるのも風物詩です。
今日はそのシーミーをする家が多い日のようで、私の部屋から見えるお墓でも、昨日は雑草取りをやっていて、今朝は早くから先陣がお墓の周りで準備していました。
皆さんお酒を飲むからだと思いますが、私の住む集合住宅の駐車場も朝からほぼ全部の車が留まっていて、街中の道も大分空いています。
午前中にスーパーに行くと、当日に買い足しを頼まれたお父さんやオジぃたちが、慣れていない店内で買い物リストのメモを持って、キョロキョロしながら売り場を探しているのも、この季節らしいところです。
天気予報は「朝早くから一日中雨」でしたが、まだ降り出す様子はないので、このまま何とかもちますように。
ウートートー!
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生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
沖縄の天然珊瑚砂を練り込んだ珊瑚砂シリーズをはじめ、
オリジナルデザインの香炉、アロマポットやキャンドルホルダー、塊根植物向けの鉢や鉢台などの陶器を製作しております。
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