人形たちに囲まれて

　クリスマスの電飾を外すと、夜は家の内外が急に暗くなって、静かなというより少し寂しい年末です。

 

　コロナが落ち着いてきた今年も相変わらず出不精な私でしたが、それでも出会いというものは、いや、出会う機会をいただくことはあるもので、ブログでも何度か載せております「秘密結社猫之目」さんのネコ軍団もその一つです。

 

　昨日今年最後の作品も手に入れることができまして、今年お迎えしたネコちゃんたちを眺めながら年越しです。

 

　本来なら季節柄真ん中のガラスの鏡餅が主役のはずなのにｗ

 

　　

 

　数年前の私には自分が世の中で「人形」と呼ばれるものものに魅かれるとか、まして手に入れたいと思うとは想像もしませんでしたが、今はドップリ沼入りです。

 

　きっかけは、以前にも書きましたがやきものの製作を通じて「創作人形」の世界を垣間見る機会をいただいたことで、今では寝室の球体関節人形たちに囲まれて寝ています。

 

　私は自分で気に入って選んでいるので何とも思わないのですが、彼らは殆どが悪魔か死神かエルフなので、火災報知機の点検に入ってくる業者の方は「こいつヤヴァい奴だ」とドン引きしているかとｗ

 

　そんな球体関節人形の中でも「創作人形」にあたるものは少ししかお迎えしていませんが、人形師の菜奈乃さんの「黒天使」様はリビングの方におわします。

 

　　

 

　数年前にお迎えしてから最近までずっと私が作った陶器の椅子に座っていただいていたのですが、立ち姿も見てみたいと最近お立ちいただき、黒い翼も纏っていただきました。

 

　菜奈乃さんの人形の一番好きなところはお顔です。

 

　どこか中性的でもあり、神々しさが何とも美しい。

 

　「ずっと見ていられる」というのはこういうことですね。

 

　立ち姿も凛々しく、やはり美しい。

 

　姿勢の安定を補足するように、チョッと不似合いなドラゴンソードを持っていいただいていますけどｗ

 

　今までとは違う新年を迎える準備ができました。

 

 

見ても見えてない　

　午前中に今年最後の窯焚きの釉掛けが終わり、1回目の窯焚きを始め、ホッとして昼食を取り、暫くテレビを見て、部屋を片付けて、3時のおやつを食べて、少しウトウトしながら他人のSNSを眺め、先程作業部屋に窯の様子を見に行ったら．．．

 

　ギョエーぃ！

 

　釉掛けし忘れた大鉢が一つ、あるじゃありませんか。

 

　最後にあんなに部屋を見渡して、掛け忘れたものがないか何回も確認したのに、見えてませんでした。

 

　一つだけなので、それはさっさと済ませましたけど、さすがに凹みます。

 

　世の中で高齢の方が車の事故を起こしたりするたびに、歳を取ったらより慎重に、より確認をしないと、と思うのですが。

 

　確認したつもりなのに、あんな目の前にあるものが見えていなかった、という事実を目の当たりにして、高齢になるというのはこういうことなのか、と今更実感した次第です。

 

　先が思いやられる還暦の年末になりました。

 

 

窯焚きで年越し

　相変わらず在庫薄状態で申し訳ありません。

 

　今日から本焼成に入りましたので、明日から元旦に掛けて焼き上がり順にネット出品していきます。

 

　是非ご覧ください。

 

　年明け発送は郵便局が開く4日からとさせていただきます。

 

 

　今年も多くの方々にご利用いただき、何とか乗り切ることができました。

 

　心よりの感謝とお礼を申し上げます。

 

　引き続きご利用いただけますように、来年からもよりバージョンアップ、レベルアップした創作に励んでまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

 

　良いお年をお迎えください。

 

 

 

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