ウチナーの若き才能

　先日小学生のネコ絵アーティストのNEKO KENさんのことを書きましたが、沖縄にも若くして才能を発揮しているアーティストたちがいます。

 

　今回は中学生アーティストのお二人ご紹介します。

 

　初めにイラストレーターの「ミラクルくん」。

 

　お父上が沖縄のあれこれにデザインを提供しているイラストレーターで、イベントや企業のロゴ、テレビ番組の挿絵など、あちらこちらで作品を見ることができます。

 

　お父上の作品は完成度の高い精緻なものという印象ですが、それに対するミラクルくんの作品は、独特のタッチで描かれているものに動きを感じる活き活きさがあります。

 

　もう何年も前から才能は開花していて、地元メディアや県内外での展示会はもちろん、彼のイラストがプリントされた商品も多数販売されています。

 

　最近では、現在のDeNA沖縄キャンプグッズとして彼のデザインとのコラボ商品が販売されています。

 

　Instagramのアカウントはこちら→城間ゴンタ

 

　ちなみに、お父上のアカウントはこちら→DOKUTOKU460(HP）、dokutoku460_art(Insta）

 

 

　もうお一方は、やちむんアーティストのゆうきさん。

 

　今はご自宅内で成形したものを陶芸教室や焼成するというやり方ですが、彼女の生き物の絵付けが秀逸なんです。

 

　クジラでも鳥でも少ない描線と色彩で、彼女にしか描けない作品を作り続けています。

 

　地元メディアでも取り上げられ、県内販売店での取り扱いはもちろん、彼女の作品を食器に採用している飲食店もあります。

 

　Instagramアカウントはこちら→砂川優姫

 

　取扱店のHPはこちら→沖縄県那覇市の雑貨屋 たんたん

 

 

そろばん日本一

　「意外なことに」なんて言うと怒られますが、沖縄はそろばん人口がが多く、合格率0.1～0.3％という最高段位の10段取得者数が珠算、暗算ともに全国ダントツの1位なんですよ。

 

　県の人口は全国の1％しかいないのに、珠算においては全国の10段取得者数1,500人のうち211人で14％を占め、暗算では全国2,510人中416人と、これまた16.6％を占めているほど。

 

　地元メディアによれば、戦後の復帰時に珠算レベルが全国最低レベルだったことに奮起した県内の珠算教師たちが、子供たちが楽しく学べるような教え方、自ら進んで習得できるような学び方を作り上げたことで、3歳、4歳くらいからでも始められる仕組みが今でも機能しているそうです。

 

　なので10段取得の何歩も前の段階の人たちは数知れず、全国大会などで取ったトロフィーが山のように並んでいる光景も珍しくありません。

 

　日本の学校では1桁の九九しか学びませんが、インドの人には2桁の掛け算暗記くらいは当たり前だとか。

 

　私なんて2桁の数字を2つ足すだけでも天井見上げてブツブツ言ってるくらいで、さっきも3,850円に650円足した金額を間違えたばかりです。

 

　いやはやなんとも。

 

 

　ちなみに、つい先日知ったことですが、昭和の家庭でよく見られた「玉のれん」。

 

　もちろん我が家にもありました。

 

　あれって、時代とともに需要が下がってきたそろばんのメーカーが、そろばん作りのノウハウや設備を使って生み出した、当時の大ヒット商品だったそうです。

 

　平成や令和の子たちには奇妙な品物のようですが、今でも作られているそうですよ。　

 

 

スラムダンクの宮城リョータ

　現在公開中のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」。

 

　まだ観ていませんが、今までのアニメとは全く異なる作画で、観ている最中に時折実写映画と錯覚するような映像だそうですね。

 

　その中に登場するゼッケン７、ポイントガードの宮城リョータ。

 

　今回映画の中で彼が沖縄出身だったということが描かれていて、声優も沖縄出身の仲村宗悟さんです。

 

　仲村さんは声優8年目にして得た役を全力で演じようとしたら、監督から「普段通りの仲村さんでやってください」と言われたとご本人が話していました。

 

　監督が仲村さんの普段のしゃべりや声を聞いたときに、「まさにリョータ」だと感じてオーディションをオファーしたそうです。

 

　ドリブル力を武器にする小柄な宮城リョータと同じ身長だと語る仲村さん。

 

　アフレコ中に仲村さんが役に入り込んでいくと、スタッフから「演じちゃってますよ」と止められたとか。

 

　そんな仲村さんの宮城リョータのセリフ、時折垣間見られる沖縄感やアクセントに、友人のウチナーンチュたちが口を揃えたように「観ていて心がザワザワした」と大絶賛しています。

 

　既に大ヒット中ですが、私も是非観たいと思います。

 

 

 

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