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沖縄外来種.com

今日から旧盆

 沖縄は今日から旧盆。

 

 ご先祖様の霊をお迎えして、現在の子孫たちを見ていただき、そしてまたお送りする。

 

 老若男女それぞれが想いを込めて、自分や家族らの現在と将来を見つめ直して未来に願いを込める。

 

 形式的な儀式としてではなくて、日常に定着している祈りの習慣と同様に、沖縄の人々の心の奥まで浸透している生活の一部です。

 

 初日今日は、ジューシーなどを仏壇にお供えしてご先祖様をお迎えするするウンケー。

 

 明日が中日のナカヌヒ。

 

 最終日が、エイサーを踊ってご先祖様をまたあの世(ぐそー)へお送りする最も大切なウークイ。

 

 私の一番好きな沖縄文化の3日間です。

 

 一族代々の位牌を受け継ぐ長男一家が一連の全てを取り仕切るのですが、その長男のお嫁さんが知らずに県外から嫁いできた悲鳴や、「男どもは何もしない」という女性からの怒りのコメントがSNSやラジオなどでジャンジャン飛び交うのもこの時期の風物詩ですが、ここ数年はコロナによる縮小のせいか少し静かです。

 

 せめて今はゆっくり休んでください。

 

 

60年目の快挙

 OIST(沖縄科学技術大学院大学)が世界で初めてイカ(アオリイカ)の養殖に成功したそうです。

 

 養殖が難しいというイカですが、世界で取り組みが始まってから60年目に達成した快挙とのこと。

 

 世界の消費量の3割を占める日本だけでなく、世界でも地場産業の発展や食料問題緩和に寄与すると良いですね。

 

 OISTは大学という名称ですが、知識や技術を学ぶための場ではなく、人類が抱える問題解決、緩和のための実用技術の研究施設ですよね。

 

 ホント素晴らしい。

 

 

沖縄外来種.com

 以前にテレビ番組の「池の水ぜんぶ抜く大作戦」で沖縄の池や河川に生息する生き物を捕獲したところ、在来種の姿がホントななく「外来種地獄」とまで評された沖縄。

 

 その多くは一般の人々や業者が手に余った生き物を放流したものが繁殖したとされます。

 

 かつては、ハブ対策のためにインドから持ち込んだマングースが、全くハブなど獲らずに他の在来種を食べてしまうため、今では害獣として駆除されています。

 

 当時は人智が及ばなかったとしても、今でも山中に捨てられた犬猫のペットが野生化して同様の被害を出しているそうです。

 

 最近では、沖縄在来ハブより小振りながらも毒はより強い外来種のタイワンハブの生息地(発見場所)が読谷から始まり広がってきていて、当局は危機感を強めて警戒しているそうですが、これもハブ酒や観賞用に仕入れたものが逃げ出したか、放棄されたのが原因とのこと。

 

 ヤンバル地方に入り込んだらその悪影響の重大さは目に見えてますね。

 

 米軍が訓練中に山中に捨てるゴミや銃弾、勝手に下水に廃棄するフッ素化合物などは問題視されますが、我々県民の手で多くの自然を破壊しているのも事実で、本島の海岸部で最も昔ながらの自然が残っているのが米軍基地内だなんて、笑えない現実です。

 

 それはそうと、ハブに噛まれる事故はあまり報道されませんが、実際毎年数人が噛まれていて(2000年以降死亡件数は無いと聞いています)、民家周辺の草むらや石垣などにもいますので、気を付けましょう。

 

 見つけた際は捕まえようとせずに、自治体などに通報してくださいとのことです。

 

 沖縄の外来種については、先月「沖縄外来種.com」というサイトが立ち上がりましたので知見や是非情報収集にお役立てください。

 

 

外来種との戦い

 前述のことだけですと「沖縄県ダメじゃん」感ばかりなので、沖縄の先人や現在の当事者の名誉のために、現在も続く外来種との戦いとアッパレな成果についても紹介させていただきます。

 

 現在のように沖縄産のマンゴーやパイナップル、ゴーヤーなどが内地の人々の口に届くのは、1970年代に沖縄で広まった外来種のミバエ(ウリミバエ、ミカンコミバエ)を93年までに根絶できたからで、それまでは沖縄県産の果物などは県外へ持ち出し禁止でした。

 

 ウリミバエらはその名の通り「果実ハエ」と呼ばれるように、果実や野菜に卵を産み幼虫が果肉をエサにする蜂のような外観のハエです。

 

 沖縄では本土復帰後に、放射線を当てて生殖能力を失わせたオスを自然界に放して子孫を増やさせない不妊虫放飼法により成果を上げました。

 

 不妊虫放飼法はアメリカで考案された特定の種だけ繁殖させない有用な手法ですが、その成果には根気のいる地道な努力と時間が必要だそうで、根絶例は多くないそうです。

 

 先人方の努力のおかげで、93年までに農地で生産される農作物からは「根絶」できたものの、沖縄から全てのミバエがいなくなったという意味ではなくて、現在も一般家庭の家庭菜園や果樹では少数ではありますが発見されるそうです。

 

 そのため、今でも不妊虫放飼法による駆除が継続されているため実害には至っていないそうですが、来沖した人が友人宅などを訪問した際などに、庭に生っている果実をもらっても県外に持ち出さずに県内で召し上がってください。

 

 また、県内の家庭菜園などにおいても、取り残した実などは放置せずにゴミとして処分するように呼び掛けられています。

 

 ちなみに、ご存知のこととは思いますが、生の紅芋や空心菜(ヨウサイ)、シークワーサーの苗木(販売されている実は大丈夫ですが葉や枝が付いていたら県内で廃棄してください)、アサガオ類は県外に持ち出せませんのでご注意を。加工品は大丈夫です。

 

 外来種の繁殖の始まりもコロナ拡大も、大敵は「このくらい大丈夫だろう」という人の軽い気持ちですから、気の緩みのないようにと思います。

 

 みなさま、良い旧盆を。

 

 

 

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【sold】珊瑚土蚊取り線香ホルダー青結晶2

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(税込)

送料、ギフトラッピング有無につきましては販売サイトにてご確認ください。

商品紹介

 中心から放射線状に鎬模様に彫った蚊取り線香ホルダーです。    真っ白な陶土に沖縄の海岸で採取した珊瑚砂を練り込んで、琉球石灰岩のような質感を表現しました(珊瑚砂の採取につきましては、沖縄県土木事務所の許可を得ています)。    珊瑚砂の質感を残すために、ボディ外側には施薬せず、内側のみ光沢を抑えたブルーの…

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