1/3サイズの器
クリスマスの飾りを取り外したのはついこの前のような気がするくらい、早くもまたこの季節です。
友人はもちろん、ギャラリーも開けていないので誰も来ませんから、外には飾るのよそうかと思っていたけれど、昨シーズンの終わりに同じ階に住むご家族のお子さんから「いつも見ているよー」なんて言われちゃったもんだから、オジサン気をよくしちゃって、今年は余計気合入りました。
同じ階に住む2家族だけが見てくれていると思います。
沖縄の冬は海からの北風が強くて、ベランダにツリーを置くと直ぐに倒れてしますのですが、玄関ポーチだけは北側に壁があるので試しに新調して置いてみました。
今のところ大丈夫です。
こうしてみるとまだ地味な感じなので、来年は氷柱ライトで壁を覆ったりしようかと(調子乗りすぎw)。
1/3ミニチュア食器
以前に60cmドール用の椅子などを作ってらっしゃる「いたろー家具」さんとご縁がありまして、私も椅子やクッションなどを使わせていただいています。
「椅子は自分で作れば」と思うのですが、いたろー家具さんのはレジンと布のコンビネーションなので、やきものではできない表現が良いんです。
そのいたろー家具さんから、1/3サイズの食器は需要はあるのに種類が少ないので作ってみては?とのアドバイスをいただき、私にもできることがあればとチャレンジしました。
私なりに調べたところ、確かにミニチュアの分野では1/4とか1/16とかずっと小さいものが多くて、むしろその小ささがミニチュアらしさなのだと思います。
器も樹脂や磁器で機械成形されているものが殆どのようで、その大きさの世界では私の出る幕はなさそうですが、1/3であれば例えば24cmの皿を8cmで作るということですから、醤油皿よりも一回り小さいくらいなので、それならやりようがあるかなと。
陶器ならではのものを作りたいところですが、色々考えると前に進めないので取り敢えず思いつくままにいくつか作ってみました。
まずはロクロ成形した皿に既製品の転写紙で草木や野菜の模様を付けた8cmのディナープレート。
やっぱり、絵は自分で書かないと迫力がないなぁという感じです。
絵は描かずとも模様位ならと、ゼブラ柄と二重丸柄で、これも8cmのリムプレート。
お次は、少し深さのある鉢のリムに鎬模様を入れて。
渋過ぎかな?
最後は、手捻りで成形した楕円皿に子供がクレヨンで描いたような線をパステル上絵の具で着色しました。
皿ばっかりだと面白くないと思って、水差しや花瓶、片口などもやってみました。
猫背になってロクロに向かい、老眼鏡掛けてやりました。
こ、腰が...
作り方は普通サイズのものと同じですので、もちろん全て普通の食器としても使えます。
完成してみて全体的に思ったことは、もっと可愛げのある色にした方が良いね凹。
とりあえずネット販売限定でリリースしましたが、また考えます。
ようやく酒税減免廃止
来年沖縄は本土復帰50年目を迎えますが、戦後の本土の経済成長との格差を是正する名目で設けられた、酒税やガソリン税、高速道路利用料金に対する減免などの事実上の優遇措置。
今回酒税の減免が廃止になることになって、沖縄にとっても良いことだと思います。
およそ支援というのは努力で追いつかない部分に充てられるからこそ効果があって、余剰は甘やかしに外ならず、むしろ怠慢を生んで改善や発展にはつながらないもの。
私としては、毎回県の代表者が酒税の減免を陳情する場面が全国放送で流れ、「全国最低所得の沖縄において酒税の減免は必要」などと言っているのがホントに嫌で。
傍から見れば、全国で最も飲酒運転の検挙数が多く、人身事故に占める飲酒運転起因の割合が全国一高く、一度に飲む量が全国比で男性が2倍、女性が5倍という現状(飲酒回数は全国平均以下)と並んで、毎年の振興費3,500億円の内、一般会計を除いた2,000億をこの10年だけでも2兆円使っているのに、県民所得が全く変わりませんなんて、その税金を負担している全国の国民の前でよく恥ずかしくなく言えるものだと。
全国で7番目に税金が注ぎ込まれている沖縄は、この半世紀でどれだけその成果を上げたのか、沖縄の将来のためにも県内外で深く検証すべきことですよ。
全国最低所得は、政策や経営者の能力よりも各人の働き方に対する意識によるところが大きい気もしますが、そういうことも含めて改善する気はありますか?
沖縄は年収1,000万円以上のいわゆる高額所得者の割合が全国で10位以内に入るのに、県民全体の平均では全国最低になるというのは、どういうことですか?
一つ上の46位の県と同じ計算方法で算出すると、沖縄の所得順位は全国20位台に跳ね上がるというのは本当ですか?
来年の一つの節目を前に、「沖縄を大事にするということはどういうことか」「今までと同じで良いのか」というような言葉が地元メディアからも聞こえるようになってきています。
何に焦点を当てるかを含めて、県民が政治屋や地元マスコミの言い分に左右されずに自分らの現状を自ら直視する機会になれば、また県外からも沖縄の現状や問題を知る機会になれば、お互いに将来望む姿に近づけるのでは?
変える気があるならばですが。
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生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
沖縄の天然珊瑚砂を練り込んだ珊瑚砂シリーズをはじめ、
オリジナルデザインの香炉、アロマポットやキャンドルホルダー、塊根植物向けの鉢や鉢台などの陶器を製作しております。
ご自宅や店舗などのインテリアアイテムとしてはもちろん、
大切な方への特別な贈り物にもおススメさせていただいております。
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