ものづくりはMでないと
最近では「炎」を「ほのお」と読むと、子供たちに「ほぐら」だよと、言われてしまうそうですね。
鬼滅、オソルベシ。
炎と向き合う
NHKの番組で「魂のタキ火」という、活動ジャンルの異なる3人が、焚火を囲んで語り合うだけの、少しタイトルが重たい感じもする番組がありますが、炎って、見つめていると自分の内面に、それも気づいていなかった、もしくは認めたくなかった自分自身と素直に向き合うことのできるツールのように思います。
だからか、参加者の口から時折出る本音らしき言葉には響くものがあります。
少し重たい感じもする番組タイトルはそういう事なのでしょうね。
そういえば、もう20年以上、焚き火や暖炉の前に座ったことがありません。
機会があれば是非やりたいなと。
それにしても、最近県内の火事のニュースが多いです。
原因は様々とは思いますが、死者も出ていますので、乾燥の季節に一層用心ですね。
案の定
今回の抹茶茶碗作りも毎度のように苦戦しています。
既に10個成形して、半分以上壊して土に戻しました。
今回は全て手捻りですが、無心で指を動かそうとしても、ナンか考えてしまって作意が出ちゃう。
作りたい形のイメージはできているので、当然といえば当然なのですが、自然体では中々できません。
今回は大きく作りたいので、一番の難関となる重さと闘っています。
作りたい形で大きく作ると重くなるし、薄すぎるのも好きでないので、そのせめぎ合い。
自分で楽しむだけなら、茶道でのいわゆる「ことわり」に則さなくてもいいと思うのですが、お客様に使っていただくとなると自由にという訳にはいきません。
で、考えて作るとツマラナイものになってしまう。
敬愛している方々の、「サクッとつくる」とか、「土が望むように手を動かす」なんていう領域は、私にはまだ遠いお話です。
それでも、簡単でないからオモシロいし、いつも言うように、ものづくりはMっ気がないと良いものはできません。
「ま、気長にやれ」と自分に言ってます。
抹茶茶碗の重さ
ちなみに、抹茶茶碗の重さに関する茶道でのことわりとは、300~400gを良しとしているそうです。
茶事で主人が片手で茶碗を親指と人差し指などで縦に挟んで、手首をひねって建水に洗い水を捨てる所作があるので、女性でも楽に持てる大きさと重さを良しとしていると聞いています。
茶事の主人や客が全員プロレスラーのような体形だったら、むしろ違う方が良いのでしょうが、一般的にはそういうことだそうです。
今回どうしても重たく仕上がったら、「体育会系抹茶茶碗」として出品させていただきます(ウソ)。
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生活空間に彩と癒しを愉しむ
沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
沖縄の天然珊瑚砂を練り込んだ珊瑚砂シリーズをはじめ、
オリジナルデザインの香炉、アロマポットやキャンドルホルダー、塊根植物向けの鉢や鉢台などの陶器を製作しております。
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大切な方への特別な贈り物にもおススメさせていただいております。
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