県立芸大 卒業・修了作品展
昨日の大荒れの天気は、雨が止んだ後も強風が今朝方まで続いて、ベランダに出たら台風が過ぎた後のようでした。
ここまで強い風になるとは思わず、倒れそうなものは引っ込めていたものの、鉢植えをネットで覆ったりしなかったので、葉っぱが痛んで可哀そうなことをしてしました。
今日は旧正月。
少しずつ春の足跡が大きくなってくる沖縄です。
芸大卒業・修了作品展
県立博物館・美術館(おきみゅー)で催されている、県立芸術大学美術工芸学部・大学院造形芸術研究科の卒業・修了作品展を見てきました。
その名の通り、染織や織物からテキスタイル、漆芸や陶芸、彫刻、建築などの造形物が多くを占めて、館内の展示室を移動するたびにワクワクする空間が広がっていました。
私たちものづくりをする者は、基となるイメージや機能を実体として作品にしますが、芸術は、その作品に作者が表現したい、伝えたい思いや意図、メッセージを具現化したものであるのが一般的な工芸との、小さくも大きい違いでしょうか。
知見や評価眼の乏しい私には、世の中の芸術作品やその題名を見ても趣旨を汲み取ることのできないことが多々ありますが、今回の作品展は私なりに外観から伝わる美しさや努力の痕跡を、首をひねらずに楽しむことができました。
個人的には、今年のは特に面白かったです。
多様なジャンルの作品が一堂に並んでいるのも、作品ごとに刺激される脳の部分が異なるので、楽しい空間です。
見とれて写し忘れてしまいましたが、漆塗りのボディをくり抜いたところに和紙を張り、内側から光を放つ壁に掛かった、大城史織さんの大きなジンベイザメのオブジェが、大変美しく、また、手のひらサイズの厨子甕(沖縄伝統の陶製の骨壺)が壁に掛けられた升目の棚に沢山並べられている、谷口明日香さんの作品に惹かれました。
「祈り」と題されたその作品は、一つ一つ異なる甕がそれぞれのストーリー、納められた人生を語っているようで、イマドキでいう「ずっと見ていられる」という感じでした。
甕そのものも良くできていて、一つだけでも絵になる作品でした。
また、以前にテレビでも紹介されていた、浦崎翔太さんの沖縄の雨雲をイメージしたというイスも展示されています。
同作品展は明後日14日まで。 入場無料です。
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沖縄でやきもの作家として活動しております、陶房然庵の松野然と申します。
弊工房では「灯り、香り、草木で生活空間に彩と癒しを愉しむ」をコンセプトに、
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