沖縄はこれから一年で一番過ごしやすい季節、うりずんを迎えます。

　暗い、悲しい、不快なニュースばかりが目立ちますが、明るい青空と穏やかな風は暫しそれらを忘れさせてくれます。

黒彩の酒器

　真っ黒のぐい吞みと片口を手捻りで作りました。

　今のところ食器類はあまり作っていないのですが、酒器は好きなので時々作りたくなります。

　今回の片口は口を少し伸ばして、ぐい吞みと同様に高台は高めに。

　釉薬は艶のある黒と、燻したような黒。

　最近抹茶茶碗を手捻りで作ってから、手捻りものが気に入って、この他に壁掛け花器も手捻りで作っているところです。

　ロクロ成形とは異なる曲線を持つフォルムにできるので、やっていて楽しいです。

　ただ、やるたびに親指の付け根あたりが痛くなるので、毎回バンテリン塗ってます。

　ネット販売の辛いところで、個々だと送料を別途ご負担いただくことになりますので、ぐい呑み２つと片口１つのセットにして送料込みにさせていただきました。

　ご希望で個数や組合せは自由ですので、その際のお値段はお問い合わせください（ぐい吞み2,500円、片口4,500円が目安です。Creemaでしたら１回のお買い物が合計5,500円以上ですと送料込みになります））。　

那覇の日本酒専門店 中村商店

　沖縄へ移住して最初の年末頃に、沖縄では珍しい日本酒専門店「中村商店」さんのことを知りました。

　店内には所狭しと日本酒用の冷蔵庫が並び、知識のない自分が選ぶよりも聞いた方が早いと、ご主人にお話を伺いました。

　私は蒸留酒はそこそこの量を呑めるのですが、ビールやワインなどの醸造酒は悪酔いしてしまうので、味が好きな日本酒も１合飲むのがやっと。

　それまで、「辛口」ってどういう味なのか、周囲にいた多くの日本酒好きたちに聞いても、彼らの回答からは結局分からなかったのですが、ご主人の「甘くなければ辛口です」という一言であっけなく解決。

　なるほど、なるほど、そういうことですか。

　味の中から辛さを探すのではなくて、甘さを探すのですね。

　長年のモヤモヤが一気に消し飛んだ瞬間です。

　それに気をよくしてしまって、ご主人が私の希望に合わせて選んだ4合瓶を2本買って帰りました。

　希望通りだから、そりゃ美味しいですわ。

　１瓶は3日ほどで飲み終えますが、日が変わるごとに味も少しずつ変わるのが、また楽しかった。

　味を占めて、また翌週も。

　毎回希望を伝えて、違う銘柄をご主人に選んでいただきました。

　美味しくて、楽しくて、そんなことを暫くやっていたら、一気に3kg以上太りまして、そりゃそうだよね、寝る直前まで糖質注入しているんだから。

　それで止めて、その後９kgのダイエット。

　それ以来、日本酒は友人としか飲む機会がなくなりましたが、味や風情には惹かれるので、時々飲みたくなりますね。

　今回、そんなことを思い出しながら作った酒器でした。

　中村商店さんは、久茂地の沖縄銀行本店の裏手にあります。

　上記に貼ったリンク先のHPに乗っている取扱商品より、実際はもっとあると思います。

　〒900-0015　那覇市久茂地３－８－７

　０９８－８６７－６８６１

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